VOL.24  

奈良県消費者ニュース 編集長 中村 洋子さん
消費者としての目と
編集者としての目

『奈良県消費者ニュース』(奈良県消費者ニュース発行協議会発行)は今年の7月で、創刊26年目を迎える。この編集を束ねる編集長・中村洋子さんは平群町在住。奈良県生活科学センター内に編集室を置き、9名の編集員で年5回(平成13年度までは年6回)の発行を手掛ける。

〈聞き手〉編集長 上田さとる


 各消費者団体からの出向で構成
『奈良県消費者ニュース』の発行には9名の方が関わっていらっしゃるとうかがいましたが、みなさんはどのような方たちですか。
中村 『奈良県消費者ニュース』の編集員は各消費者団体からの方と、一般公募で作文、面接等で選ばれた方たちです。この編集に参加している団体は県地域婦人団体連絡協議会、県生活学校連絡協議会、県消費生活研究会、県消費生活相談員連絡会、消費生活教室OB会で、私は消費生活教室OB会からの参加になります。
 2ヶ月に1度の喜びと苦しみ
編集作業には目に見えないご苦労がおありかと思います。
中村 そうですね。紙面は4面なのですが、それぞれ2人ずつで特集を考え、取材や原稿集めをします。1回の発行に12回は全員で集まり、それ以前に、それぞれが資料集めや、取材、原稿まとめを行っていますから、2ヶ月半に一度の発行とはいえ、時間はあまりありませんね。ですから出来上がるまでは苦しい!しかし出来上がった時は大変嬉しいものです!
わかります、そのお気持ち。産みの苦しみと言いましょうか、特に『奈良県消費者ニュース』に関しては契約法や、相談内容掲載の場合など、裏付け作業に時間を取られるのではないでしょうか。
中村 そうなんです。掲載内容によっては問い合わせも多いですよ。以前に他府県の生活科学センターから、「この掲載記事で参考にした資料等を教えてほしい」という問い合わせがあったこともあるんです。
他府県からも注目されているのですね。
中村 各都道府県の生活科学センター等には送らせて頂いているからでしょう。3万7000部の発行で県内では各市町村関係施設等に置かせていただいています。
 アンテナを高く大きくひろげて
掲載記事ですが、毎号、生活のうえでの興味深い内容ですね。例えば、ホームセキュリティーであったり、クリーニングや、ペイオフ、教育費からアジアの食材、ワイン、入浴剤まで。
中村 衣食住を毎回テーマに、各ページで取り上げています。ですからいつもアンテナは高く、大きくひろげていなければなりませんね。読者ターゲットは中学生から。若い時代から消費者教育は必要だと思います。だから、中学生から、お年寄りまで楽しんで読んでもらえるようにわかりやすい内容で、文字のサイズを大きくしたりと、工夫をしています。
 編集に携わる上での難しい部分
編集長になられて何年目ですか。
中村 平成12年に就任しましたので、3年目です。編集長は3年任期ですから、今年で肩の荷がおります。平成9年度から編集員として関わってきて、消費者の目、立場で興味深いものを取り上げてきていますが、記事においては私見をまじえてはいけないので、携わっていく上で、難しい部分はたくさんあります。
中村さんが今までに手掛けられた特集記事で印象深かったテーマは何ですか。
中村 初めての特集が『O-157』でした。ちょうどカイワレが、どうのこうのといわれていた時代ですね。『ダイオキシン』『睡眠』などもテーマに取り上げました。大変な部分も確かにありますが、他の編集員の方たちと、がんばって、消費者の為になる紙面 づくりを心がけていきます。
若年層から熟年層までを対象とした、わかりやすい消費者ニュースの発行を今後も楽しみにしています。

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