VOL.18

社団法人斑鳩町シルバー人材センター
理事長 三舩 喜代治さん
スローガンは
素直な心で知恵を出そう

 現会員数名という斑鳩町シルバー人材センター。そのかなめである理事長を務めるのが三舩 喜代治さんだ。「会員のみなさんが仲良くやっていただければいい」とおっしゃる反面 、団体としての収益や運営をきちんと考え、活動を引っ張っていく三舩さんに、シルバー人材センターの現状や今後についてうかがった。

〈聞き手〉編集長 上田さとる


 地域社会への貢献が目的
現在の会員数が310名ということですが、みなさん、入会の目的はどのようなことですか。
三舩 入会受付年齢がおおむね60歳以上なんですが、最近の入会年齢の平均は65.4歳です。ちょうど、2度目の勤めを終えるころですね。ですから、一種の社会への恩返し的な考えで参加、入会される方が多いです。経済的な理由の方はほとんどなく、地域社会への貢献や健康維持、余暇時間の賢い利用として入会というのが目的や理由にあげられていますね。
それでは、第一線で働いていた時の経験、職種を生かしてという方も多いのでは?
三舩 そうなんですが、ほとんどが今までの経験とは違った、初めての仕事内容で活動していただいているのが現実です。しかし社会で培われてきた経験による対応などは、若い人たちにはできないことだと喜ばれています。

 最高年齢88歳!
いろんな仕事がありますね。私は子どもたちとシルバーの方たちとの、世代間の交流の場がいろんなパターンであればと日ごろから思っているのですが、縄網や、お手玉 などの伝統を教えるなど、講習会を兼ねての交流などはいかがですか。
三舩 原則的に仕事としての依頼があればうかがいます。シルバー人材センターの事業としては、高齢者の雇用就業機会の確保促進が目的です。会員が働いた仕事量 に応じてシルバー人材センターが配当金を支払うのです。
 就業率は91%!!
仕事の依頼は増えていますか?
三舩 平成12年度の就業率は91%でした。あとの9%の方はケガや、入院、意欲減退などで実労がありませんが、ほとんどの方がなんらかの格好で仕事をされているということです。月に約200件の仕事を消化しますよ。仕事は臨時的なものや、短期的なもの、その他軽易業務が発注されてきて、会員にはそれぞれの都合の良い時に、それぞれに合った、納得した好きな仕事をしていただきます。
その管理、請負から受注契約、会員への仕事提供等をこの事務所内ですべておこなっているのですね。会員数の増加に伴い問題などはないのですか。
三舩 問題といえば、現在は旧NTTの建物を間借りしている状態で、作業を行う場所がないということです。内職的な仕事の場合、作業をしていただく場所が必要で、研修や、一般 の講習会などの開催場所も人数の増加に伴い問題化してきています。
 仲良く知恵を出し合って…
21世紀運営スローガンとして『素直な心で知恵を出そう』と掲げられていますが、人生経験豊かな先輩方が今まで培ってきた社会のノウハウをフルに生かして活動していこうということですか
三舩 そうですね、センター内では、みんなで仲良く、雰囲気を大切に、何をしたらいいのかは、若者にはない知識で乗り越えていこうということですね。売上目標も持っていますよ。県から予算もいただいての運営ですから、みなさんの税金を使っているのです。世の中にきちんと貢献しないとね。やりがいもあります。
今まで、シルバー人材センターが積み重ねて活動してこれたのは、社会からの高い評価を得ているということと三舩さん。世の中というものは各世代がそれぞれの知恵と経験、技術を持ち寄ってできているもの。シルバーパワーはその中でも今後も注目株です!!
※斑鳩町シルバー人材センターは、斑鳩町在住のおおむね60歳以上の方の登録を受付中。6月の入会説明会は4日(月)13時からです。必ず電話でお問い合わせください。
TEL.0745・75・0884 (社)斑鳩町シルバー人材センターまで。

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