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VOL.7 | |
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(有)農業公園 信貴山のどか村 〈聞き手〉編集長 上田さとる |
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| 地域まるごと『有限会社』 | ![]() |
| 『のどか村』が実は会社組織により運営されているということは、一般 にはあまり知られていないと思いますが、組織的にはどのようなシステムをとっていらっしゃるのですか? | |
| 森 一般の会社と同じです。月給制ですよ。ただ、働いている方はこの地域に住んでいらっしゃる方が中心で、地域ごと会社にしてしまった全国でも珍しい例です。出資者及び土地の提供者を含み、今、ここに関わってくださっている方たちは約60人位です。 | |
| 組織づくりが出来上がるまでにはいろいろな御苦労があったのではないですか? | |
| 森 昭和46年頃から農業振興法による農業振興地域の指定などで、賛否両論いろいろとありました。しかし、このまま放っておいてはこの土地の農業が廃れてしまうことは確実でしたので、何とかしなければという気持ちが官民一体となり、農業公園整備基本計画策定にまでこぎ着け、農業生産法人『農業公園信貴山のどか村』が有限会社として、地元農家52戸の出資により設立したのが昭和62年のことです。 |
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農業のテーマパーク |
| 今の季節、周辺の山々も緑が、あおあおとして気持ちが良いですが、『のどか村』は四季を通 じて特産物の収穫を行っていますね。 | |
| 森 これからの季節なら路地いちご摘み、椎茸狩り、アスパラ狩り、じゃがいも掘り、ミニトマト摘み他いろいろな農作物の味覚狩りが楽しめますね。それと、花菖蒲園も見事に色付きます。ここは農業のテーマパークです。 |
| いつ訪れても、その季節の農作物に触れ、収穫を体験でき、食せる。まさに農業のテーマパークですね。 |
| 森 そうです。私はこの公園全体をオーケストラだと考えています。私は指揮者、コンダクター。集団耕作を行っていくための調和を考えて指揮棒を振らなければなりません。私には地域に対する愛情とともに、責任があるのです。 |
| 農家の息子 |
| 森さんは地域のみなさんから、社長ではなく先生と呼ばれていらっしゃいますね。 |
| 森 昭和60年まで、小学校の校長をしていましたもので、当時から村の寄合いなどにはよく呼ばれたものです。 |
| 村の相談役というわけですね。 |
| 森 はっきりとものを言う方なので、そういう役回りになったのかもしれません。本当のところ、教師になった当初、退職する60歳から農業を継ごうと思っていました。少し農業を簡単に考えていた時代だったんです。ですが、父に「土こねもでけへんくせに」と言われるくらいで…。土をこねるのも、農業専従者は違います。農業は奥が深い。 |
| もしかしたらこの地域でなくなっていたかもしれない農業を、土地も技術もフルに活用されての運営、恐れ入りました。今後も名前のとおりの『のどかさ』を満喫できるテーマパークとして、ますますのご発展をお祈りしています。ありがとうございました。 |
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